2011年12月13日 いまここ寄席@松戸・三者交流会

落語会:千葉・松戸三者交流会

愚楽  「転失気」
おさし身「厩火事」
日暮里 「子ほめ」
(出演順)

今年最後のカウンセリング落語ボランティアは松戸に行ってきましたよーっ!
松戸視覚障害者協会、松戸点訳会、松戸朗読奉仕会の3つの会による「三者交流会」でのいまここ寄席です。
先月の辻水深団地に続いて、このブログにご連絡をいただいたご縁です。
いやー、ブログやっててよかった!見つけていただいてよかった!

会場に到着しますと、参加者が続々と集まっていらっしゃるところ。
視覚障害の方、点訳の方、朗読の方、合わせて80名ほどの大規模な会です。
だいぶ場慣れしてきた我々も、久々の大人数を前に身がひきしまる思いでした。

まずは3つの会からのご挨拶。
それから、い組、ろ組、は組〜ち組までの8つのテーブルに分かれていらっしゃる参加者のみなさんを、組ごとにご紹介いただきまして、早速いまここ寄席のスタートです。

今回も例によって平日出動可能な我々3名でのいまここ寄席です。
日暮里兄さんから、日暮亭の成り立ちとカウンセリング落語の説明、そして「いまここ寄席」という名前に込めた思いが語られまして、もういきなりみなさん熱心に聴いてくださっているなーという印象。

そしてこの日は愚楽兄さんが一番手。
久しぶりの転失気をやるよってことで、直前までさらってましたが、芸に磨きがかかったのか、お客さんが素晴らしいのか(たぶん両方ですね)、もう初っぱなからすごくうけてました!
転失気は「おなら」の話だけに、「へ組」のテーブルのみなさんが一番笑ってくださったような気もしますw

二番手は今回もおさし身です。
厩火事はそんなに大爆笑という話ではありませんが、それでも合間のくすぐりにちょこちょこ笑いが起こります。
旦那が壮大なる「いい話」をするところでは、ものすごく集中してじっくり聴いてくださっているのが伝わってきて、すっかり旦那気分でいい気持ちになってしまいました!

この日のトリは日暮里兄さん。
これまた久しぶりの子ほめですが、自分でも好きな話というだけあって、最初からノリノリです!
途中でお客さんの携帯電話が鳴るというアクシデントがあったものの、むしろそれを笑いに変えて、「ええっとどこまでやりましたっけ〜?」なんて話に戻したところはさすがだなーっと思いました。
後半ますます盛り上がりまして、大きな笑いのうちに終了となりました。

終わってから、「こんなに笑ったのは久しぶり」「お腹抱えて笑っちゃった」などなど、うれしい声をいただき、本当に感謝です。
そこを目的にしちゃーいけないと思いつつ、やっぱり笑いがあるのはうれしいものですね。
どんなにうまく落語ができても、聴いてくださるお客さんがいなければ成立しないのですから、やっぱり持ちつ持たれつの関係だな、そんなところもカウンセリング的だな、なんてことを思いました。

それからみなさんと一緒においしいお弁当をいただきまして、その後のクイズ大会、尺八とハーモニカの演奏まで楽しませていただき、最後にみんなで「ふるさと」を歌ってお開きとなりました。
みなさんとても気さくにいろいろお話してくださいまして、ここに書ききれないくらいたくさんの思い出をいただきました!ありがとうございます。

実を申しますと、我々は視覚障害の方の前で落語をするのははじめてなものですから、なんとなく不安な気持ちもちょっとあったのですが、みなさんに喜んでいただけてほっとしました。

柳太郎師匠が、「落語は情景をイメージして楽しむものだから、耳から入ってくる言葉をより鋭敏な感覚でとらえられるかもしれない」というようなことを言われてましたが、まったくその通りだなーと思います。
そのせいかどうか、たくさんの方に「声がいいね!」とほめていただいて、すごくうれしかったです!
厩火事のおさきさんが、私よりもかわいらしくイメージされてるといいな〜なんて思いつつ、今年の活動はこれにて店じまい。

また来年お会いしましょう!

おさし身

自分の写真を撮るの忘れてて着替えちゃいました。テヘ!

 

コメント

  1. いごろ より:

    今年の流行り的に、「てへぺろ(・ω<)」で。

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